「インセプション」

今回は公開前の映画の紹介。

個人的に「マトリックス」以来の久々にワクワクしているSFアクション超大作「インセプション」。

この映画を撮ったのは「バットマン/ダークナイト」で歴史的大ヒットを収めたばかりの天才クリストファー・ノーラン監督。

マトリックス」は映画というものを再定義させてしまった程の作品であり、”ブレッドタイム”と呼ばれる”超高速のスローモーション”というまったくもって矛盾した時間の概念を覆す映像技法を生み出し、その後の映画はこぞってその技法の真似をしまくるという現象を生み出した傑作でありました。

それのみならず作品に宿る思想は深く仏教にも通じるものがあるわけですが、そのあたりのことはまたいつか記事にしたいと思います。


インセプション」も映画ジャンルの定義を書きかえるような新たな世界観を作り出しています。

映像もさることながら内容も深い。「人間の無限のイマジネーションが世界を創る」というテーマ。

人の想像(アイデア)によってこの世界は創りあげられていく、だから、その人の心の中のアイデアを盗む、という内容。さらに詳しくいうと、相手の無意識の領域に入り込むという、無意識とはつまり夢の中なわけです。

もうこれ聞いただけでイマジネーションがかき立てられますね。

そもそもアイデアなどは考えに考えた後に無意識の状態になったときにパッと浮かぶことが多いといわれてます。モーツァルトだったかバッハだったかは忘れましたが夢の中で作曲していたといいますし。


さらに言うと、“夢”の世界に潜入して秘密を盗み出すという希有な能力をもつ情報泥棒が、やがて企業スパイとして陰謀に巻き込まれていき、愛する者を守るための戦いに目覚めるといったあらすじ。

これに愛がからんでくるともう無敵ですね。・・・でもあんまり想像を膨らませすぎると期待外れになると困るのでほどほどにしときます。なにせイマジネーションは無限ですから。

では予告編をどうぞ。この予告編がまたいい編集の仕方してます。


おまけにクリストファー・ノーラン監督のデビュー作です。これで一躍有名になった強烈な作品。