「スモーク」

この映画は原作者である作家ポール・オースターの「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー 」を映画化したもの。

この映画は何回も見ている。見る度に味がでる、そんな映画。

アメリカ、日本、ドイツの合作で、第45回ベルリン国際映画祭特別銀熊賞受賞作品


ブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギー・レンは、10年以上毎日同じ時刻の同じ場所で写真を撮影している。そんな煙草屋を軸にグルグルとゆったりと、物語は夏から冬に進んでいく。

夏に見てもいいし冬に見ても良い。どちらかと言えばクリスマスに見ると良い。何回見てもいい作品だから今見て、次にもう一回クリスマスに見てもいい。

ラストがすごく良い。ラストっていってもクライマックスの事ではなく、エンドロールまでもが素晴らしいのです。バックに流れるトム・ウェイツ”こちら” で紹介した最後の動画の人)の曲が相乗効果を増し、映像と音楽が一体となり(本当に一体となっています)、心に染み込みます(本当に染み込みます)。

これほどまでにエンドロールで感動させてくれる映画はそうはないでしょう。

ジャッキー映画でお馴染みのエンドロールで流れるNG集もある意味感動はしますが。