10月作品展

この前11月になったばかりなのにもう1週間過ぎてしまいましたよ。

恐ろしい限りです。

 

ということで、10月の課題は9月と同じ『アルボムッレ・スマナサ―ラ長老の言葉』でした。

 

 

 

”「あの人は間違っている」「その人はおかしい」「この人は仕事をしていない」と、わたしたちは他人の欠点や過ちばかり見ようとします。それを生まれてから死ぬまでずっとやってるのです。互いに他人を指さして「しっかりしなさい」と言います。自分を直そうとしないで、いつも他人を直そうとします。わたしたちは、人の過失を指摘するのが大好きです。それは他人の過失を指摘することで、「自分は正しい」と思いたいからです。「あの人は嘘つきだ」というとき、「自分はあの人と違って正直者だ」と思うのです。自分をだまして、気分よく生きているわけです。

文明は進歩しても、人間の心は古代からなかなか進歩しません。他人の過失ばかりを見て、自分の心を観ようとしないからです。他人の過失を見て、相手が悪いと言っているあいだは争いがつづきます。しかし、どちらかが自分の心を観ようとすれば、そこで争いは終わるのです。”  (原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話 P90-91)