定型発達者と発達障害者
毎日児童生徒硬筆コンクールの作品ですが、一部の生徒を除き本日で締め切りました。
僕自身も、わけあってここ数年出品していなかった毎日書道学会展の作品の締め切りが今日でしたので提出してきました。
参加者の皆さま、おつかれさまでした。
7月と8月は夏休みの書写の宿題に取り組みますので書道セットを持参ください。
道具のレンタルを希望する方、条幅作品を希望する方はご相談ください。
で、本日はそれとはまったく関係ないのですが、
発達障害者について最近の研究結果などをみて気になっていたことを備忘録的に箇条書きしておきます。
この地球上では多くの定型発達者が占めていて、それに対して(正確には対義語ではないが)少数の発達障害者がいます。
まず、その二者を比較対象とした研究状況をどうぞ。
”ADHDの子供は、報酬への動機づけが健常児童と大きく異なり、相対的に低い報酬のときの課題成績が健常児童よりも特に低くなると言われている。しかし、ADHDの子供は他人の笑顔や感謝の言葉のような社会的報酬が期待されるときには、健常児童よりも大きく改善する。”
数年前にブログでも発達障害のことは少し書いてはますが、状況は日々更新されていると思われますので、詳しいことは専門のサイトをご参考にしてください。
発達障害は大きく分けると以下のようになり、複数持ち合わせている場合もあります。
この中でASDとADHDの『日中の眠気』に関しては以下のサイトをご覧ください。
“発達障害の患者の場合には強い「眠気」を訴えているにもかかわらず、脳波を調べると実際には客観的な眠気が認められないという謎の検査結果になることが少なくない。”➡『発達障害の睡眠問題、実はほぼ半数が悩む』
自閉スペクトラム症と診断されるのは20~50人に1人で男性に多くみられ、女性の約2~4倍といわれています。
そして、アメリカの自閉症協会の推定では、年々10~17%の割合で増加しているとのこと。
そして同協会の、皮肉に満ちた『定型発達者の定義』が的を得まくっているのでご覧ください。
- 非常に奇妙な方法で世界を見ます。時として自分の都合によって真実をゆがめて嘘をつきます。
- 社会的地位と認知のために生涯争ったり、自分の欲のために他者を罠にかけたりします。
- テレビやコマーシャルなどを称賛し、流行を模倣します。
- 自閉症スペクトラムを持つ人と比較して、非常に高い発生率を持ち、悲劇的にも1万人に対して9624人と言われます。
ということで、
世間一般的には定型発達者から見れば発達障害者は少しおかしく見えるけど、上記の定義のように発達障害者からすれば定型発達者はおかしいんです。
ある面からみれば問題点ではあるけど、見る角度を変えればその問題を無くすことは出来ないと想像できるし、知識を持って対応することでより良い環境づくりができます。
結局のところお互いに必要な存在なんだということですね。