「戦場でワルツを」

本日は終戦日。

だからというわけではないですが、今回は戦争映画を紹介。

この映画を紹介しようと思った日がたまたま終戦日だったのです。


アリ・フォルマン監督は「兵士を英雄として描いた場面は一度もない」と話す。現在も続いている世界中の戦争の内、コンゴでは毎月4万人が虐殺されている。毎月です。その半数が子供です。このことを知った上で誰もが出来る事とは?それは祈ること。受験戦争の渦中に祈ったことは誰でもあると思いますが、それくらいの祈りの強さで平和を祈れば世界を救うこともできるはず。現に、ある一定数の人が一つのことに対して祈った場合良い効果が表れた、ということは科学でも証明されています。そして何千年も前の遺跡の中において、食べるための土器や眠るための場所もないような、そんな古い時期の遺跡であっても、祈りのために火を焚いた場所は発見されています。祈ることは自然の行いで、人間の記憶にずっと昔からあるといえる。だからそれには意味が有るというか何かしらの力があるということ。だから平和を祈る。人の心に対して。家族や友達、恋人にでも。体調の良くない人、仕事をガンバっている人、出産を控えてる人もいるから無事出産できるように祈ることもできる。誰にだって毎日、いつでもどこでも。それは私達の先祖がずっとしてきたこと。その記憶が私達の中にも受け継がれている。

劇中の心理学者のセリフに次のようなものもある。「ほんとうに生きたくない方向に導かれることはない。人間は危険を感じるものからは遠ざかるように出来ている。どういうわけか記憶をいうものは僕らをちゃんと必要な方向に導くように出来ている。」





以下は劇中で効果的に使われているクラシック音楽。j. s. bach - piano concerto n. 5 bwv 1056