「好文堂」とは・・・
お待たせいたしました。「好文堂」とはなんぞや?
しかし待っている人がいるかどうかはなぞですが。このブログを実際誰が読んでいるかわかりませんからね。特に宣伝もしていないし、今はひっそりとつづっている状況です。
では行きます。「好文堂」とは・・・高松市昭和町で祖父が営んでいた印刷会社の屋号です。といっても今は存在すらしておらず、振り返ってみても生まれた時から我が家には印刷会社の面影はいっさいなし。私自身も印刷には興味なし。
というのも、戦後の貨幣価値の変化に伴う手続きとやらをしていなかったために財産の全てを失ってしまったからだそうで。その時には祖父はすでに他界してましたので当然会社は無くなってしまったのです。祖父が人間というサナギから蝶になって違う世界に飛び立ったのは36歳という若さ。(ちなみに私は33歳)
当時の会社はというと注文殺到で繁盛していたそうですが祖父は断ることを知らない人で、手が足りないのにほとんどの注文を引き受け、結果働き過ぎによる、現代の病名で言うと脳溢血で倒れたそうです。
というような事実を知ったのがここ4、5年のこと。自分で言うのもなんですがこれもまたおかしな話。それまでそんなこと知らなかったのです。祖父のことを考えたことすらなかったし、じいちゃんがいないことになんの疑問も持っていなかったという。
じーちゃんって言葉を使うようになったのも最近のこと。ばーちゃんにじーちゃんのことを聞くようになって、じーちゃんじーちゃんって言ってるとじーちゃんがまだ生きてるような感覚になってくるのが不思議。
たぶん見てると思うので(わからないけど)この場を借りて、見えやすいよう太字で
「じーちゃんお疲れ様でした!!」
と、そんなことを知って以来、漠然とですが何らかの形で「好文堂」を復活させたいと思い始め今に至り、かねてからの夢であった書道教室を開くにあたりその屋号を付けさせてもらったというわけです。書道の”会派”とかではないのでお間違えないように。
昔は裕福だったそうですが今はギリギリですので泥棒さんは狙いを定めないようお願いします。お恥ずかしながら上記でも述べたように祖父の代で財産は一度全て失っておりますのでご理解ください。
こんな泥棒さんならいいです。
そして我が家には平成8年8月8日生まれ(本当)の柴犬のとっつぁんが。
このエンディング曲を聴くだけでストーリーがよみがえる・・・