ひとつ

6月に公開予定の映画『インポッシブル』のトレーラーで使われていた曲がとてもよかったので紹介。

91年のU2の名曲"One"をダミアン・ライスがカバーしたもの。

これがまたかなり沁みる。


まずは予告編。監督は『『永遠のこどもたち』で注目を集めたJ・A・バヨナ


つながっていたものがバラバラになりまたつながってひとつになる。その時になにが見えるのか。悲惨な体験を知って学ばなければ人は変わらない。それでも多くの人は目に見える物に囚われてしまって変われない。多くを求めてお互いに傷つけ合って。そしてまた慰め合って。

もうそろそろ絆ということばに酔うのはやめてもらいたい。大きく「絆」と書いた書を見ると目を背けたくなります。商品になってしまっている。


”One”の和訳はいろいろあったのですが下のものがしっくりきたのでそちらを使わせていただきます。動画の方は曲のみのものもあったのですがあえてこちらを。こういう状況を知らない人、忘れている人も多いはずですから。

ちなみに来月の硬筆課題は、この歌詞の中のあのワードに目がとまったので、あの人のあれでいこうと決めました。


少しは落ち着いただろうか?
それとも全く変わらないか?
こう言えばどうだろう?
怒りをぶつける相手を見つけたね…

ひとは云う
ひとつの愛
ひとつの生き方
夜には
ひとに必要なものだから
ひとつの愛
分け合わなくては
愛しみのこころがなければ
絶えてしまう

失望させてしまったかな?
あと味の悪さを残してしまったかな?
まるで愛したことなど なかったかのようにふるまうね
そして僕にも愛なしでやって行けと
それは…

遅すぎる
今夜
過去を明るみへと引きずり出そう
僕達はひとつ
だけど 個々には同じではないんだ
お互いに
支えあって行かなくては
支えあって行かなくては
ひとつになって

ここへは許しを請う為に来たのかい?
それとも死者を蘇らせる為かい?
世間からつまはじきされる人々を思い
キリストに祈りを捧げる為に来たのかい?

僕は求めすぎたかな?
『たくさん』よりも多かったか?
何も与えてはくれなかったのに...
僕の得たすべては
僕達がひとつだということだけ
だけど 個々には同じではないんだ
お互い
傷つけあって
また それを繰り返して...

ひとは云う
愛は神の宮
愛は崇高な法
愛は神の宮
愛は崇高な法
招き入れてくれるのに
卑屈にさせる
これ以上僕にはあなたが得たものには
耐えられない
得たものが傷心だけだというのなら

ひとつの愛
ひとつの血
ひとつの生き方
やるべきことをしなくては
ひとつの生き方
だけど 個々には同じではないんだ
お互いに
支えあって行かなくては
支えあっていかなくては

ひとつになって
ひとつになって