告知

昨日は面白いことない、と言っていましたがそういえばありました。

今年の4月からアルテカルチャー高松でやらせていただいておりますこども書道教室 の受講生が徐々に増えていっております。イオン教室から番町教室に移ってからは再び生徒0人から始めましたが、お蔭様で予想より速いペースで増えております。しかもやんちゃ坊主ばかり!!まあ僕は書道教室においては滅多にいない男センセイですからね。いいとしましょうこの傾向は。こうなったらここで野球チームを作れるまで野郎どもを募集します。

ウソです。女の子も来てほしいです。華が欲しいです。


いやしかし、たいした広報活動などしていない(HPを置いているだけ)にも関わらず生徒は40名にまでなりました(といってもまだ赤字続き)。

児童生徒の半数は男子。素晴らしい。きれいな文字の男の子はモテるよ~。実際に僕自身、書道と野球をやってた小学校の時が一番モテてたからね。で、思春期に書道を辞めてからモテなくなったからね。

もちろん女の子も文字が美しいとモテるよね。というか一目置かれる。小学校当時、同じクラスにかなり上手い女子2人がいて、彼女たちに僕は完全に負けていて(頭の良さにおいても)、なので尊敬のまなざしで見ていました。なんなんでしょうねこの感覚って。児童の世界では割と上位に位置付けされる「人を判断する基準」となりますよね、この文字の上手さってのは。あと、メガネをかけている=頭がいい、とか。


大人になってからはというと、やはりそういう目線では見ませんけども、ただ、ペンの持ち方がおかしかったりすると、アレって思いますね。僕の場合はやはり職業柄で一瞬だけですけどそう思ってしまいます。

でもそういうのってたぶん性格の一部分も出ると思うですね。子供でもそうですけど、持ち方を直すよう言われているのに、一向に直さない子供は少なからずいます。性格的にもどこかしらが堅いんだと思います。いいよう言えば、圧力などに屈さない「堅牢」さを持ち合わせたともいえるのだろうけど。ま、こどもにとってはそんなことはどうでもいいのでしょうけど。

モテるから、というのはもちろん半分冗談ですが、結局のところ何でやってるのかというところを問われた時に、僕の場合は子供のころ親に「あなたのためだから」ということをたぶん言われていたと思います。つまり自分のためであると。そしていつの間にか、良い賞を得るために、という自分の得のためにやっていた。それが当時の僕にとってはアイデンティティを確立することだったともいえます。というかまさにそう。

まあそれも経験としてありと言えばありなんでしょうけど、書く文字のほとんどは他者に見られるものなわけです。日記以外はほとんど誰かに見られます。僕たちはその時に、文字を見た人の気持ちが動くことを知っているから誰もが美し文字を書きたいと思う。だから結局のところ最初にあるのは自分以外の人間なんですよね。実際に僕の経験から言わせてもらうと、生徒に教え初めた時から文字が飛躍的に上手く書けるようになった。心の向きが変わったということなんだと思います。たぶんこれが「他者のために動いたときに初めて人間の潜在能力は開花する」(内田樹)ということなんですね。

そして、これもまさにそうだと思います。

手と心は直結している。描くことは心の集積だと思う。」(永井一正
文字に関しても、「書く」というより「描く」
と言ったら怒られるのだろうか。そっちの方がいいような気もする。墨と筆と使う毛筆は、その空間そのものが「描く」という感じだけど。


前置きがかなり長くなってしまいました。ここからが本題の告知です。

かなり早めに告知なのですが『夏休みの宿題講座』を7月の下旬ごろからアルテカルチャーにて行います。

夏休みまでまだ日にちはありますが、ご検討のほどよろしくお願い致します。

詳しいことが決まり次第,またこちらで告知をします。


以上


music : The Poison Tree - My only friend