失敗のすすめ

先日、新作レンタル中の映画「イコライザー」を観まして、主演を務めるデンゼル・ワシントンに「仏」を見たので、今月はこの人にすることにしました。

ということで今月の硬筆課題文は、「デンゼル・ワシントン の言葉」です。


映画の内容はというと、必殺仕置人が悪党をばったばったとなぎ倒し・・という痛快で爽快な、突っ込みどころもたくさんあって中身のない軽い映画なりそうなんだけど、デンゼル・ワシントンが演じるだけで場面の深みが増しまくるので、そんなことはどうでも良くなります。彼は、人種差別を背景に持つアメリカおいて、黒人俳優がアカデミー主演男優賞を獲得することは困難といわれている中で、オスカーを2度授与された唯一の黒人俳優であり、ノミネーションにおいても黒人俳優で最多の5回という実績を残せるほどの人間性を備えています。だから、デンゼル・ワシントンが主演の映画は間違いないのです。



今回の課題文の内容はといいますと、映画の中のセリフをひとつだけいただきました。それと、彼が2011年にペンシルバニア大学の卒業生に贈ったスピーチ からまとめてみました。

以下は、課題手本の一部






ひとつの課程を終え、新たに始まる学校生活において、延いては人生において、前進していくために必要な心構えとは・・・といった内容となっています。

これって赤ちゃんは皆やってることですよね。でも、恐怖を覚えるにつれ、教育を受け「常識」を植えつけられていくにつれ、出来なくなるんですよね。僕なんかもう倒れる所に布団を敷きまくってますから。だから、せめて若いうちに、常に心がけることがでたならば、それは将来の志を得ることに繋がるのではないかと思うので、今回の課題文は新年度を迎えた今が一番の輝きを放つ言葉なのではないでしょうか。


ちょっとここで私事ですが、実は3月くらいから亀阜小学校内に掲示している、卒業生と新入生に向けた祝福の言葉(桜の花びら型の中に「ご入学おめでとう」とか書いてる)や、校歌の歌詞を筆文字で書かせてもらっています。正門から覗くと少し見えますので、自転車で前を通った際にはチラ見をしてみてください(車の運転中はダメです)。

それで、やっぱり直筆の筆文字はいいなあ、と思っていただければ幸いです。


ということで今回は、毛筆書写の課題も。






校内の掲示物を学校の先生が筆でサラッと書けると超かっこいいと思うんですけどね。しかしながら、こちらにも書きましたけども、教育現場の中では、毛筆の授業にあたり、担当する教員が基礎的な書写技能や指導法に自信が持てず、小学校、中学校において毛筆の書写教育が十分行われていないという現状があるわけです。

学校に限ったことではないですけど、直筆の筆文字って印刷したものよりも、目にガッ!と入ってくるんですよ。たぶん皆さん、職場や飲食店なんかでも筆文字を見たときに、なんかジーと見つめてしまう経験があると思います。居酒屋のトイレで用を足している目の前に貼っている詩というのは別として。

まあとにかく、流麗な文字が書けるようになって損することはないと。じゃあ書けるようになるにはどうすればいいのか・・・


はい、ここでまたまた私事ですが、

アルテカルチャー高松さんで新たに講座を開くことになりました。

その名も

good-byクセ文字 welcomキレ文字「大人の硬筆・毛筆教室」


ご案内はこちらです。


どうぞよろしくお願いいたします。