毎日児童生徒書き初めコンクール 本日より

毎年の恒例となっている書き初めコンクール。今回もたくさんのご応募いただきありがたい限りです。お陰様で年々参加者数は増えていますが、硬筆コンクールと比べると参加者数はグンと下がります。

 

『書き初め』は日本特有のものということはご存知かと思いますが、実は現在、公益財団法人全国書美術振興会、公益社団法人全日本書道連盟、公益社団法人日本書芸院の3団体が、申請名称を『日本の書道文化-書き初めを特筆して-』、ユネスコ無形文化遺産に登録すべく2015年から推進協議会を発足しているんです。その道のりは険しいといわれていますが、順調に進めば最短でオリンピック開催前年の19年の11月に登録決定されます。

 

また、2020年施行の新要領では高等学校の国語科に「書写」が取り扱われる見通しです。高校芸術科の『書道』のみならずということは、まさに書写書道が日本の文化として位置づけられているということでしょう。

そういった意識を持ちながら小・中学校に於いても取り組んでいってほしいところです。


そして書道には禅の

 

「雑念を排除して心を落ち着かせて没頭する」

 

「ただ座ってその瞬間に集中する」

 

という思想が息づいていることも忘れずに。

 

ということで、第39回毎日児童生徒書き初めコンクールの入賞と、入選のうち特選の作品計2768点は本日2月15日~18日、坂出市民美術館で展示しています。