毎日児童硬筆展の結果発表

毎年6000人以上が参加する硬筆の大会、『毎日児童生徒硬筆展』で特別賞を受賞した人は、9月8日(土曜日)の毎日新聞(香川版)に名前が掲載されます。毎日新聞を購読していない人はコンビニで購入してください。

特選、金賞、銀賞、銅賞は掲載されませんのでご注意ください。

 

今年もたくさんの方々にご応募いただきありがとうございました。

コンクールの作品は約2か月かけて作るという普段とは違った取り組みですので生徒にとってはよい刺激になります。

この特訓によってレベルがぐんと上がる生徒もたくさんいますが、後半は集中力がもたずだらけてくる生徒ももちろんいます。特に低学年生はご家庭での励ましなどのサポートは必須です。コンクールの時はいつもより厳しく添削しますので挫けることもあるはず。褒めてばかりいたいのですがそれだけで伸ばすには限界があります。褒めてばかりだと自己肯定感だけが強くなるだけだし、精神性も育たないのでこの期間中は敢えてより厳しく指導しています。

アドラーもこう云っています。

「褒められている間は、前に進むことができた。そういう子は一層の努力が必要な時に勇気がくじかれ退却した。」

 

今回は最初にブログでもお知らせしたとおり、能動的・主体的に取り組もう、という呼びかけをし、一方的な指導ではなく出来るだけ本人に考えさせる問いかけをして自分で答えを導き出すよう促しました。

宿題に関しては、普段の稽古では練習ノートに反復練習をしてもらっていますが今回は「清書用紙に清書をしてくる」のみにしました。枚数の指定はせず。

こうすると努力できる人とできないない人がはっきりと見えてくるのでそれぞれに対する指導方法も明確化できます。これにより毎年落選して伸び悩んでいた生徒も数名ほど特選に入り込むことができ、さらには、これまでの積み重ねの結果として準大賞を受賞するという快挙を成し遂げた生徒も生まれました。

 

この衝撃の受賞は誇らしくもあり輝かしい結果ではありますが、本当の意味で輝やいていたのはそこに至るまでの道程です。そして自分だけの力で得たものではなく周囲の支えがあってのこと。そのことを忘れずにみんなこれからも努力してもらえたらと思います。

 

と、自分自身にも言い聞かせこれからも精進していく所存でございます。

 

ありがとうございました。