「儀」 その三 映画におけるそれ
儀・・・正しい道を最後まで勇気を持って貫こうとする心。
「儀」の塊のような映画を見ました。先日のBS放映を録画していたもの。
その映画とはそう
「プロジェクトA2 史上最大の標的」
前作「プロジェクトA」の続編。
ここでのジャッキー演じるロン警察署長は儀を貫いていて見ていてとても気持ちの良いものでした。個人的にはジャッキーのハリウッド進出以後の作品はそれほど好きになれないが、それ以前のものはとても素晴らしい。中でも酔拳2はお気に入り。
”正義とはなんぞや”という問いに、愉快に時には真剣な姿勢でもって答えてくれている。全てにおいてスタントなしで生身の体で挑んでいるから観客はそれなりの覚悟で見なければいけない。ジャッキーは真剣なのだ。本当に命を賭けている。こんなにも真っ正直な映画はそうはないだろう。
しかも監督、脚本、武術指導、主題歌までも自らがこなしている。
※ジャッキー出演作の映画は吹き替え版で見ましょう。その方が3倍面白いです。
では本題のジャッキー論語はこれです。
”くんしは ぎ もってしつとなし れい もってこれをおこない
そん もってこれをいだし しん もってこれをなす くんしなるかな”
君子は正しい義理を基にしながらその生き方の本分とする。さらに礼節によってこの義理を行い、謙遜によってその義理を言葉に表し、誠実によってその義理を成し遂げる。れこそ君子の在るべき姿だ。
では、「プロジェクトA&A2予告ダイジェスト」を見ながらお別れしましょう。それではまた。