”リラックス”

昨日書いた記事リラックスという単語が出てきたので今日はこれについて。


人間の体には自分の意識を働かせなくてもうまく心身のバランスがとれるように自律神経があります。自律神経とは、内臓を動かしたり体温を調節したりする機能を司っています。

自律神経には、交感神経副交感神経があります。交感神経は、寝ているときに地震とか不測の事態が起きたときに反応して行動を起こすための神経系。つまり活動をしているときや緊張やストレスを感じてるときに働く神経で、心臓を早く動かすために血液を大量に送ろうとするからこの神経が働いているときには心臓がドキドキするわけです。


反対に副交感神経は体を回復させているときに働く神経。つまり、寝ている時=リラックスしている時。これは筋肉が緩むと血管が広がりゆっくり血液が流れることによって働く神経です。

これを起きている時に機能させる方法というのが腹式呼吸なわけです。(この呼吸についてはこちら

横隔膜を動かしてお腹で呼吸をすると、ドーパミンやβエンドルフィンという快楽ホルモンを出す脳内物質が分泌され、大きな幸福感や恍惚感が生まれるといわれています。だからこの呼吸をするとリラックスして眠くなるわけ。そしてこの複式呼吸を行う手段として代表的なものが坐禅ヨガなのです。ある種のヨガはけっこうハードな運動なので眠くはなりませんが、ストレッチ程度のヨガならリラックス効果に加えてお通じが良くなったり、冷え性や肩こりがよくなったりするという効果も期待できます。