3月作品展

3月分の作品展です。

昨年度の清書作品なので進学前のものです。


硬筆課題は、今年から学校教育で始まった道徳の教科書に出てくる人たちの言葉でした。


「多くを学ぶより想像する方が優る」(ファーブル)


「人は徳のある人に従いてくる」(二宮金次郎


「夢を育むのも自分ですが阻むのも自分です」(澤穂希


「愛の反対語は憎しみではなく無関心です」

「愛が実ると奉仕になり、奉仕が実ると平和になる」

「神様は私たちに成功よりも挑戦することを望んでいる」

「いかにいい仕事をしたかよりも、どれだけ心を込めたかです」(マザー・テレサ


以上


今回の写真は前回のものよりも大きく撮りました。前回の写真はあまりにもひどかった。写真が小さすぎて手書きの良さがまったく伝わっていなかったように思います。あのような写真を載せてしまったこと反省しています。

そういった見た目の良さを追求するとなると毛筆作品においては、乾いた時に半紙にかなり皺が入るのでそのままの状態だと見た目がとてもよろしくないです。ですので次回からは裏打ちをしようかなと思っているところです。毛筆作品も増えてきたことだし。それと、優秀作品は無料で軸装しようかなとも思っています。ただ、優秀な作品が無ければ軸装はしません。僕が、「軸装したいい!」と思った作品は軸装をします。だから、僕の中にある「軸装したいい!」ボタンが押されることがなければ永遠に軸装はしません。軸装は1ヶ月くらいの期間を要するのでその辺をふまえると判断基準は厳しめとなるでしょう。ただ、そのボタンは作品の良し悪しだけではなく、どれだけ努力をしていたかによっても押されます。

ただその前に、裏打ち、軸装するにあたり注意点を。

墨と紙はある程度のものを使用していることが大前提です。安価なものを使っていると、耐水性の弱い染料インクなどが使われているためか、作品を裏打ちをする(水で薄めた糊を塗ったりする)ときに墨の色(青系のインク)が溶け出します。あと弱い紙だとすぐに破れます。実際に、生徒の作品を裏打ちした時にせっかくの作品が台無しになったことがありますので、特に清書作品の時は「洗って落ちる墨液」というものは使わないようにしてもらえるとありがたいです。


それでは3月の清書作品をご鑑賞ください。

今回は1年生の作品だけビッグサイズにしてみましたが、こうやって見るとレベルが高いですね。

全ての作品に言えることですが、性格がそのまま文字に出ていて面白いです。こればかりは技術の問題ではないので僕では直すことができません。直すつもりもありませんが。そういえば、競書会においては昔とは評価の基準が変わってきていて、近頃は癖のない中庸なつまらない文字が評価されるようです。あ、すみません。つまらない、は余計でした。味のない文字、と言い直します。って僕の性格が歪んでますね。えへへ・・・・。



(学年順)